言葉の重さ
SMにおける「言葉責め」はMが持つ本来のいやらしい願望を引き出したり
褒めたり、時には叱り導いたり、調教の中でも一番重要なものだと思う。
SMに限らず、大事な人に使う言葉は本当に難しい。
私はたった一言で、どれほど他人を深く傷つけてしまうか
又逆にどれほど安心感を与えられるかを、
今まで生きてきた人生の中で得た経験で良く知っているから
プレイ歴は長いけれど、磨いたのは技術だけではなく、メンタルな部分だと思う。
例えば、慕っていた女王様に、「お前とプレイしても冷める。」と言われたら…
心の痛みはかなりなものだと思う。
それは確実に、一本鞭などよりもダメージを与える
時として言葉は最大の武器であると言うことを忘れてはならない。
よく女王様は威張っている、我侭、自分本位だというイメージがあるようだが、
実際は違うと思う。
何が正解で何が間違いかなんて、ありえないけれどMはみんな同じではないが故
一人一人、掛けられたい言葉は違うだろうし、同じ人間でも
その時の状態により、又欲しいものが違ってくるだろう。
どういう言葉を掛けたら、どんな気持ちになるか。
私は常にその影響力を考慮し言葉を紡ぐ。
その観察眼はS(マスター)であれば常に試されていると自覚している。
心のこもっていない褒め言葉は、必ず相手にも伝わると思う。
SMの世界の人はとても感受性が高く繊細なのだから…
私はMが好きだから、人が好きだから、
その時にかけてあげれる言葉はを大切にしたい。
一人一人、じっくり見てあげて精一杯気持ちを込め言葉にする事にしている。
どうか私の思いが届きますように…と
お仕事でのSM(ミストレス)は2007年夏に引退しました。